赤面しない人生

夫の膣内射精障害によりスポイトを使ったセルフ人工授精で妊娠・出産した女の記録です

3人目の壁

ご無沙汰してます

タイトルの通り、ただいま我が家は3人目に進むべきか諦めるべきかの瀬戸際に立ちすくんでいる
ご存じの通り自然に任せるという選択ができないので、作る努力をするのかしないのかのTHE2択
どうしても欲しかった一人目、兄弟姉妹が欲しかった二人目、じゃあ3人目は?
大義名分がないと子供を作ることすらできないのかと言われるでしょうが、昨今の幼児連れに対する世間の冷たさよ
優しい人も確かにいるけど、冷たい人の攻撃力半端ない
確固たる理由がなければ産んで育ててゆくときに、やっぱり産まなければ良かったと思いそうな自分が怖い
現在ですら二人育児がキャパシティを超えて叫びそうなのにね

生殖かセックスか

我が家の第二子も1歳を迎えようとしています。一人目の時とは違い「経験している、知っている」ということは子育てにおいて大きな余裕を生むようで、深く思い悩むこともなく穏やかな育児生活を過ごしております。(それ以上に悩ましいことがあるから気にしている暇がなかったというのも事実)

 

さて、産後1年もたてばそろそろ夫婦生活をオープンシーズンしちゃう?という話題になるのですが、いかんせん夫が乗り気ではない。正直私も乗り気ではない。もうセックスという行為を楽しむ、という感情も環境もない。幼子二人と一緒に寝ている状況でだいたいどこでするんだよ。床か?畳か?子供たちが寝てるのを確認して起こさないようにオセッセ。いやいやムードとかないわ。私も二人の母となり、念願だったおばちゃん化を果たし、夫も気軽なソロ活動生活を充実させている今、わざわざセックスをする意味があるのか。いやない。これぞセックスレス生活。

ここでどちらかが現状に不満があれば夫婦生活に大きなヒビが入るのでしょうが、幸いなことに我が家はどちらも淡泊かつ面倒くさがりなので、セックスに対して興味も執着もないのです。しかしご安心なされよ。一緒に風呂は入るし、抱き合ったりキスをしたりは日常。お互いに触りあうことはある。本番行為だけが果てしなく彼方先なのだ。

3人目は欲しいと思っている本音は隠し切れず。自然の流れに任せてみる?ができない夫婦である以上、残る手段は先の二人を妊娠したのと同様シリンジ法なのだが、セックスもなしにシリンジだけで妊娠しようとしてもいいのか?これは自然に逆らってるのじゃないか?などど今更な感情で苦しんでみたり。

生殖活動=子孫繁栄と考えれば、シリンジが確実である以上、そこにセックスは必要ないとは思う。でもセックスもせずに生まれたのだと子供に知られたらどうなんだという不安すらある。一人目はセックスの末のシリンジ、2人目はシリンジありきのセックス、三人目はセックスなしでシリンジ。こんな三段跳びがあっていいのか?夫婦そろって口をつぐんでいれば誰も知らない事実なんだから、何を恐れることがあろうかと思うのだが、なんとなく、不安なのだ。じゃあ、セックスすれば?という話になるけど、簡単にセックスできればやってるよ。やる気が起きないしやれないんだよ。

世の中には楽しいから気持ちいいからと、簡単にセックスをする人もいるという。一日でいいからそのポテンシャルとフィジカルを貸してほしい。

そしてまだまだ悩みは尽きない。PMSと男女産み分けについて。

ご無沙汰しております。

昨年秋に生まれた赤子は順調に成長しており、どこに出しても恥ずかしくないムチムチボディの元気な様子でございます。

 

私はというと、前回は復帰に1年半もかかったのに、今回は半年で女の機能が復帰し、生理前の合戦のごとく荒れ狂う精神にもがき苦しんでおりました。いわゆるPMSでありましょう。この状態は私自身および家族に大変よろしくないので、婦人科かサプリメントの服用を考えてみたいと思っています。あと、排卵痛がとても痛い。頭の悪い一文ですが、本当に痛い。排卵してるな・・・とわかるレベルで痛い。そして、おりものが卵を割った時の白身のようにドロドロ出てくる。これは正常なのか?と不安になるレベル。妊娠出産を経て年月を重ねた女の体には確実に変化が訪れているようです。

 

シリンジ法にて生まれた我が家の子供は二人とも女児です。とてもかわいいし、女児であることに不満は何もないのですが、やはり埋める可能性がある以上は男児も産んでみたいと思うのが人の常。男女産み分けについていろいろと調べてみるのですが、確実といわれる方法はあるようなないような。そして三人目に対する不安。保育園落ちた、に始まる有名になりすぎた例の話題じゃないですが、子供を気軽に生んで気軽に育てられるわけではないという現実を知っているだけに、軽々しく「作りたい」とは言えない。なりゆきにまかせるという方法もあるのでしょうが、我が家は作る気で作らなければ、まず妊娠に至る可能性はないし、そもそも基本セックスレスなので、まぁできませんね。それ故に我が家での3人目への道は長く遠く険しく、されど関門さえ抜ければ目の前という、歯がゆくもどかしい問題となっています。

 

子供を産み育てるという生物の基本中の基本の行為を行うのになぜこんなに悩み追い詰められなければならないのか。人間とは難儀な生き物であるといえよう。

無事に産まれております

1ヶ月ほど過ぎ身体もほぼもとに戻ってきております
出産は2回目ですが、やっぱり死ぬほど痛かった

子供は元気に健康に育っております
一人目の時はノイローゼにまでなった母乳育児も今回はすでに起動にのり母乳一本で育ってます

女という性別におけるコンプレックスはこれで解消されたと言えよう


ずいぶん前にいただいたコメントで利用したシリンジについてご質問があったのでご紹介を

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品物はこちらです
本当に普通の注射器型のスポイトになります
同梱の針金みたいな先端な当然不使用
単なるプラスチックなので利用時に違和感がないとは言えませんが十分事足ります

もうすぐ臨月

夏、真っ盛りですね。

夏の妊婦がこんなに大変だとは思わなかった。表面積が広がるからなのかなんなのか、ものすごい汗をかきます。寝起きとか自分が汗臭い。というか妊婦の汗は生臭いような気がするんですが、気のせいでしょうか。単ににおいに敏感になっているだけかしら。

 

ありがたいことに今の今まで順調で平穏無事な妊婦生活を過ごせています。おなかの子供も標準にすくすく育ってます。早いね、二人目。

コメントでも質問があったのですが、性別は女児でございます。一人目も女児。何か関係あるのかないのか。もし3人目ということになれば、男児がほしい気もするので産み分けという点も考えてみたいと思います。

 

出産に向けて身の回りの整頓をしているのですが、今回のシリンジ妊娠に活用した100円の注射器を思い切って捨てました。残しておこうかなーと思ったんですが、取っといても別の用途に使える自信もないですし。

 

次の記事は出産のご報告になるかと思います。

コメントお返事

日々に忙殺され放置しまくってました

4月頭にコメントをいただいていたのにも気が付かず申し訳ない限りです

遅くなりましたが本日お返事をしております

心当たりのある方は該当記事を確認していただけますと幸いです

 

妊娠も後期に差し掛かり太まる体に季節の移り変わりを感じております

胎動も激しく狂おしく思わず変な声が出るくらいには元気です

 

淡白夫婦にふさわしく、妊娠判明後から夫婦生活はおろか夫婦の接触は特にないんですが、夫が必要に私の胸を触ろうとするときにイラァっとしてしまいます

これは妊娠中だからなのかしら

 

あと残り少ない妊娠期間、穏やかに過ごしたいものです

シリンジ法(スポイト)での妊娠についてのあれこれ

ブログにアクセス解析という機能が付いていることを最近知り、あまり更新もしていないこんなブログを読んでくださる方が意外と多いことに驚いています。検索ワードのトップは「シリンジ法 妊娠」なので同じの悩みの方は多いのだなぁとシンパシー。

そんなわけで私の経験と方法についてもう少し語ってみたいと思います。

夫の射精障害というのはホントに難しい問題ですよね。男性機能についてあれこれ発言する事も責めることもしにくい。あとはセックスレスやEDで性交渉自体ができないという悩みもあるようで。自分に魅力がなかったりとか圧が悪いんじゃないかとか思い悩んだり、夫の責任を追及したいけどできなかったりとか本当につらい状況ですよね。
そして「スポイトを使って妊娠したい」と言い出しにくいことったらありゃしません。しかも紙コップに出せとかさ。長年悩んでるとか、ものすごく理解があるとかなら話が進めやすいかもしれませんが、まだ若かったりお付き合いの期間が浅いと難しいですよね。わかります。


我が家がどうやってそのステージに上がったかといえば、半年ほどのタイミング法を試すも結果が出ず。どうも夫が射精に至らないという事実を把握するという準備期間がありました。私が夫以外と経験がないこともあってよくわかってなかったんですよね。
それからは自慰行為でぎりぎりまで高めて挿入!とかやってみたんですけど、やっぱり無理。
思い悩んで病みかけた私が調べに調べてたどり着いた方法がシリンジ妊娠でしたわ。

やんわりとまずは夫に「射精障害」が案外メジャーな悩みであることを教えて、その場合「人工授精」という方法が治療としてあるというのをまずは伝えました。病院デヤッテルンダヨーという先にちょっとハードルの高い方法を教える。そして射精すらできない男性は睾丸に駐車して精子を取り出すんだってーと痛い方法まで吹き込む。
これに大体2~3ヶ月要した気がします。とにかく小出しに「射精できなくても妊娠はできるし治療している男性もいる」事実を刷り込むわけです。
そして夫が「病院か」とか考え出したのを何となく察したところに、「自宅でセフル人工授精って方法があるんだって!」とさも最近発見したかのように「病院に言って恥ずかしかったり痛い思いをしなくていい方法」を披露するわけです。あとは方法を説明して実施に至りました。ここまでの道のりが長かった。
夫は理解がある方だったのですごく楽だったとは思います。


方法は試行錯誤でしたね。最初はコンドームに出してもらってそれをスポイトで吸い出してみたり、ひっくり返して膣に突っ込んでみたりという方法も試したのですが、コンドームの種類によっては潤滑剤や殺精子剤が入ってたりするのでなかなか難しいようです。あとコンドームを使っての自慰は難しいらしい。
やはり何かしらの清潔な容器に射精してもらうというのが確実ですし、すごくやりやすいです。最初はプリンの空き容器でやってましたけど、清潔で使用後ためらいなく捨てられる紙コップがおすすめかと。
スポイトは最初は文房具コーナー(水彩画等の付近)にあった小さなスポイトでやりました。すごくやりずらいです。一回に吸い取れる量も少ないし、中に出すも出しずらい。やはり注射器型のスポイト(シリンジ)が最適な形状です。100均の化粧品コーナーで売ってます。間違っても針の部分は使わないように。怪我するぜ。

あと個人的な感覚ですが、可能ならば通常のセックスをしておいた方が妊娠しやすいんじゃないか?な気がしてます。前回も今回の妊娠も、やるだけやってからのセフル人工授精で成功してるんですよね。セルフだけの時はダメだったんですよね。不思議。これは私の体感なので真偽のほどは定かではありません。


チャレンジしたいなーと思ってる方の少しでも参考になれば幸いです。