赤面しない人生

夫の膣内射精障害によりスポイトを使ったセルフ人工授精で妊娠・出産した女の記録です

シリンジ法(スポイト)での妊娠についてのあれこれ

ブログにアクセス解析という機能が付いていることを最近知り、あまり更新もしていないこんなブログを読んでくださる方が意外と多いことに驚いています。検索ワードのトップは「シリンジ法 妊娠」なので同じの悩みの方は多いのだなぁとシンパシー。

そんなわけで私の経験と方法についてもう少し語ってみたいと思います。

夫の射精障害というのはホントに難しい問題ですよね。男性機能についてあれこれ発言する事も責めることもしにくい。あとはセックスレスやEDで性交渉自体ができないという悩みもあるようで。自分に魅力がなかったりとか圧が悪いんじゃないかとか思い悩んだり、夫の責任を追及したいけどできなかったりとか本当につらい状況ですよね。
そして「スポイトを使って妊娠したい」と言い出しにくいことったらありゃしません。しかも紙コップに出せとかさ。長年悩んでるとか、ものすごく理解があるとかなら話が進めやすいかもしれませんが、まだ若かったりお付き合いの期間が浅いと難しいですよね。わかります。


我が家がどうやってそのステージに上がったかといえば、半年ほどのタイミング法を試すも結果が出ず。どうも夫が射精に至らないという事実を把握するという準備期間がありました。私が夫以外と経験がないこともあってよくわかってなかったんですよね。
それからは自慰行為でぎりぎりまで高めて挿入!とかやってみたんですけど、やっぱり無理。
思い悩んで病みかけた私が調べに調べてたどり着いた方法がシリンジ妊娠でしたわ。

やんわりとまずは夫に「射精障害」が案外メジャーな悩みであることを教えて、その場合「人工授精」という方法が治療としてあるというのをまずは伝えました。病院デヤッテルンダヨーという先にちょっとハードルの高い方法を教える。そして射精すらできない男性は睾丸に駐車して精子を取り出すんだってーと痛い方法まで吹き込む。
これに大体2~3ヶ月要した気がします。とにかく小出しに「射精できなくても妊娠はできるし治療している男性もいる」事実を刷り込むわけです。
そして夫が「病院か」とか考え出したのを何となく察したところに、「自宅でセフル人工授精って方法があるんだって!」とさも最近発見したかのように「病院に言って恥ずかしかったり痛い思いをしなくていい方法」を披露するわけです。あとは方法を説明して実施に至りました。ここまでの道のりが長かった。
夫は理解がある方だったのですごく楽だったとは思います。


方法は試行錯誤でしたね。最初はコンドームに出してもらってそれをスポイトで吸い出してみたり、ひっくり返して膣に突っ込んでみたりという方法も試したのですが、コンドームの種類によっては潤滑剤や殺精子剤が入ってたりするのでなかなか難しいようです。あとコンドームを使っての自慰は難しいらしい。
やはり何かしらの清潔な容器に射精してもらうというのが確実ですし、すごくやりやすいです。最初はプリンの空き容器でやってましたけど、清潔で使用後ためらいなく捨てられる紙コップがおすすめかと。
スポイトは最初は文房具コーナー(水彩画等の付近)にあった小さなスポイトでやりました。すごくやりずらいです。一回に吸い取れる量も少ないし、中に出すも出しずらい。やはり注射器型のスポイト(シリンジ)が最適な形状です。100均の化粧品コーナーで売ってます。間違っても針の部分は使わないように。怪我するぜ。

あと個人的な感覚ですが、可能ならば通常のセックスをしておいた方が妊娠しやすいんじゃないか?な気がしてます。前回も今回の妊娠も、やるだけやってからのセフル人工授精で成功してるんですよね。セルフだけの時はダメだったんですよね。不思議。これは私の体感なので真偽のほどは定かではありません。


チャレンジしたいなーと思ってる方の少しでも参考になれば幸いです。