赤面しない人生

夫の膣内射精障害によりスポイトを使ったセルフ人工授精で妊娠・出産した女の記録です

「スポイト妊娠」は公言できない

 

 

 

最近、不妊治療して子供を授かった!という話をよく見聞きするようになった気がします。


不妊治療」自体の知名度や認知度が上がったということもありますし、芸能人が不妊治療に奮闘しているというブログをやっていたりテレビでも公言しているのも大きいと思う。ブログをランキングしているサーチリストなんかでも「不妊」「妊活」「ベビ待ち」というようなカテゴリーに登録されている数はすごいものがあります。それだけ悩んでいる人が多いということもあるし、不妊治療に踏み出しやすい環境が整ってきたということなのでしょう。

 

しかし、私のように妊娠方法が自己流によるスポイトを使ったセルフ人工授精というのは公言できる気がしないし、する勇気が持てないのは何故なんでしょうか。


一番の要因は「この方法で妊娠した=夫の男性機能に対する言及」になるところ。一般の不妊治療はどちらに原因があるというのは明確にならない場合も多いしそこまで確認する人は少ないんですよね。ああ、どちらに原因があるか相性が悪いのね、という憶測だけでおわります。しかし、スポイトやシリンジ妊娠は「夫が原因」と明言するようなものなんですよね。


子供にもまさか「あんたはスポイトを使ってできたのよ」とか口が裂けても言えない。

これは夫婦で墓場まで持っていく秘密です。