赤面しない人生

夫の膣内射精障害によりスポイトを使ったセルフ人工授精で妊娠・出産した女の記録です

男性の妊娠への不積極性は何が原因なのか

予定日を5日超過して生理襲来。

股をぬぐったティッシュに赤い血が滲んでいるのを見る、あの瞬間の絶望感を何と表現していいものか。

 

今回、何が腹が立ったかって、夫に「生理が来た」と伝えたところ「お酒飲めねよかったね」的な発言をされたことです。殺すぞテメェって思った。

別に私は酒豪でも何でもないのですが、ちょうど今回の周期前に「アー久々にお酒飲みたいなーでも妊娠してたら駄目だよね」的な会話をしていたことに起因するのだが、生理が来た=妊娠していない妻に対する第一声としてどうなんだお前っていう。前回くらいの同様な状況では「ああ、今回こそはと思ってたのにショックだ」的なことを言われてクソがっ!と思ったことも甦る。まずは私に対する労わりとか慰めはないのかよっていうな。

 

男性は妊娠そのものは「女の仕事」と受け止めてるよね。だからすごく消極的な人が多い。実際、妊娠は女ににしかできない生物活動なので仕方がないのだけれども、夫婦である以上、誰の子供を妊娠したいのかという大前提に対する意識すら薄い気がする。

別に心配してほしいとか加護してほしいとかではなくて、寄り添って労わってほしいのに「なんだよお前失敗したのか」と受け止めれる態度でいられると本気で殺したくなる。

女にしてみれば妊娠はゴールなどではなく、スタートラインに立つための準備運動みたいなものだ。妊娠して9ヶ月もの間に体の変化を抱えて不自由な日々を過ごし、命かげて出産し、気力体力を削って幼児を育てねばならない。

なんでもそんな大変な思いをするために妊娠したいのかと言えば、当然夫の子供を産みたいという大前提があるのですが、その夫が妊娠に対する態度が悪いと何のために妊娠したいのかという意義すら見失うのでやめてほしい。

いや俺はそんなことないよ?という男性は多いでしょうが、本人も気が付かない部分でそういう態度はにじみ出ていると思う。女がなぜ妊娠に執着し執念を燃やすのかという本質に気が付いていないからだ。「子供欲しいよねヨチヨチ」とうわべで慰められたいわけではない。

 

女が妊娠に何故執着するのかというのは突き詰めれば「生物としての不安」が根源だと思っている。これについては書き出すと長くなるので別エントリーでいつかきちんと書きたい。

 

とにかく今期は妊娠に至らなかった私の身体。もう何をすればいいのかよくわからなくなってきた。今年いっぱい駄目だったら病院の扉をたたくことも考え始めようと思っている。