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赤面しない人生

夫の膣内射精障害によりスポイトを使ったセルフ人工授精で妊娠・出産した女の記録です

男性の自慰は不妊治療である

真偽のほども定かじゃないし、どこで見聞きしたのか覚えてないのですが、男性に定期的な自慰行為をしてもらうことを治療の一環にしているという不妊専門の病院があるそうな。覚えている限りの理由としては、精子を作る器官を活性化させるためだったかな。使わない器官は衰えていくだけだから、使って稼働率上げとけよ!って。

その話を聞いたときはまだ「不妊」という世界に片足突っ込むとは思ってない若輩者だったので「へー」としか思わなかったんですが、いわゆる「妊活」を始めたころにふと思い出して、夫に「2~3日に1回はオナニーしてね」とお願いしたものです。今思えば無駄な気遣いだった。

 

残念ながら男じゃないので、男の自慰行為の重要性が私にはわからんのですが、まあ必須行為なんでしょうね。というか射精は男性にとっての生本能でしょうし。そのためのモノが溢れかえり、一大市場になっている現実を鑑みると、男の性衝動は世界を動かしてるわけですから。そう考えると、しない人がいるのか?という疑問が生じますが、いるからこその治療なんでしょうね。

夫は「しなければしないでいいけど、したくなるときはある」って言ってますが、嘘つけお前そこそこにやってるだろうが!と突っ込みたくなるのをぐっと我慢。週3程度だな、多分。世の旦那さんはバレてないと思ってるでしょうが、奥さんは案外気が付いてますよ。なぜならゴミ捨てをするのは奥さんだからな。気が付かれたくなければトイレでトイレットペーパー使って流してしまえ!って思う。でもトイレ長くてもわかる。あとティッシュ箱の位置が変わっててもわかるからな。女舐めんな。

 

男性の自慰(正確には自慰をするためにAV等の女性を鑑賞すること)に対して、一部の女性はヒステリーのように嫌悪してますが、私は寛容な方だと自負しております。したけりゃすればいいし、AVだって雑誌だって見るがいいさ派。私が自分自身の容姿に自信がないからってのもあるんでしょうが。

単純な疑問なんですが、なんでAVとかの視覚的刺激がないとヌけないんですかね?直接的な刺激だけじゃ射精に至らんもんなんでしょうか。不思議。

 

 

この記事書いてて思いついたんですが、女性における「妊娠できない」って、男性に置き換えると「射精できない」と同じレベルなんじゃないかなーとか思ってみたり。

妊娠できない女の価値 - 赤面しない人生

 

夫はあくまで膣内で射精できないだけだったけど、ものすごく悩んでたもんな。

 

妊娠できない女の価値

世間では妊娠できない事を拗らせた女のことを「不妊様」と呼ぶらしい。不妊を理由に、妊婦や子持ちに対する態度が過激化したリ自分を悲劇のヒロインのように演出するところから、揶揄的に「様」付で呼ばれている。よく思いついたなぁと感心。

 

前回スポイト妊娠に至るまでの期間、私もうっすら不妊様に足を突っ込みかけていた気がする。今回も同様だ。言葉にするわけではないが、妊婦や乳児を抱えた人への視線には羨望と嫉妬が複雑に入り混じるし、知人の妊娠報告には喜びながらも敗北感と嫉妬心と焦燥感がこみあげてきて地団太を踏みたくなる。これが表に出るるようになってしまった状況が「不妊様」なのだ。他者に悪意や危害を加えるようになるのはよくない事だが、思ったり考えたりするくらいは人間なので許してほしい。

 

なぜそこまで?と思う人もいるだろうが、これは妊娠を望んで妊娠する努力をしているのに妊娠できない状況に陥ったことがある女にしかわからないだろう。

何故なら、妊娠できない=生物として欠損しているという本能的な恐怖が原因だと私は考えている。いくら人間が文化的に進化しようとも、所詮は生物だ。子供を産み育てるということが原始的な存在意義としてDNAに刻み込まれている。その根源たる生殖行為を正常に実行的ないというのは、生物として無価値なのではないかという恐怖を呼び起こさせるのだと思う。みんな口には出さなかったり自覚してはないだろうが、妊娠できない状況というのは女を狂わせるに十分な理由になると思う。何故ながら「お前は生き物として駄目だ」と突きつけられているも当然だからだ。「そんなことない」と慰めの言葉を手向けてくれる人もいるが、当人にしてみれば「そんなことある」のである。女にとって不妊という状況は生物として「できそこない」というレッテルを張られているも同然といえる。知人の30手前未婚女性が健康診断を受けたところ「不妊の原因になるかもしれない症状」が発見された。彼女は結婚の予定もないし結婚願望もないと宣言したいたが、判明した直後は必死にそれを治療していた。結婚欲求と妊娠欲求はもはや別物だ。理性では制御できない部分だと思う。

 

男性だって「あなたは無精子症です」と言われたり不妊であると突きつけられれば虚無に襲われるだろう。が、女性の不妊はそれ以上の衝撃に値すると思う。男性に例えるならEDかそれ以上だ。男にとって「不能」だと断言されることほど辛いことはないのではないだろうか。

以上を踏まえて、妊娠できない女が抱える苦しみに男性は少しは思いを巡らせておいて欲しいと考えるのは傲慢かもしれないが、ほんの少しだけでも汲み取ってほしいと思う。特にパートナーがそうであるならば。

だからといって妊婦や子持ちに敵意を向ける不妊様が容認されるべきだとは考えていないのであしからず。

  

しかし、人間は文化的社会生活という生物としての本能とは別の生活様式を持っているので、パートナーの存在であったり打ち込める趣味であったり子供以外の愛を注げる存在などの「妊娠欲求」を打ち消す代償的なものがあれば、不妊の女も狂わずに生きていくことができる気がする。そう考えると人間でよかったなぁ。自然界なら妊娠できない個体は淘汰されていくしかないのだから。

 

ああ、妊娠してえなぁ

 

男性の妊娠への不積極性は何が原因なのか

予定日を5日超過して生理襲来。

股をぬぐったティッシュに赤い血が滲んでいるのを見る、あの瞬間の絶望感を何と表現していいものか。

 

今回、何が腹が立ったかって、夫に「生理が来た」と伝えたところ「お酒飲めねよかったね」的な発言をされたことです。殺すぞテメェって思った。

別に私は酒豪でも何でもないのですが、ちょうど今回の周期前に「アー久々にお酒飲みたいなーでも妊娠してたら駄目だよね」的な会話をしていたことに起因するのだが、生理が来た=妊娠していない妻に対する第一声としてどうなんだお前っていう。前回くらいの同様な状況では「ああ、今回こそはと思ってたのにショックだ」的なことを言われてクソがっ!と思ったことも甦る。まずは私に対する労わりとか慰めはないのかよっていうな。

 

男性は妊娠そのものは「女の仕事」と受け止めてるよね。だからすごく消極的な人が多い。実際、妊娠は女ににしかできない生物活動なので仕方がないのだけれども、夫婦である以上、誰の子供を妊娠したいのかという大前提に対する意識すら薄い気がする。

別に心配してほしいとか加護してほしいとかではなくて、寄り添って労わってほしいのに「なんだよお前失敗したのか」と受け止めれる態度でいられると本気で殺したくなる。

女にしてみれば妊娠はゴールなどではなく、スタートラインに立つための準備運動みたいなものだ。妊娠して9ヶ月もの間に体の変化を抱えて不自由な日々を過ごし、命かげて出産し、気力体力を削って幼児を育てねばならない。

なんでもそんな大変な思いをするために妊娠したいのかと言えば、当然夫の子供を産みたいという大前提があるのですが、その夫が妊娠に対する態度が悪いと何のために妊娠したいのかという意義すら見失うのでやめてほしい。

いや俺はそんなことないよ?という男性は多いでしょうが、本人も気が付かない部分でそういう態度はにじみ出ていると思う。女がなぜ妊娠に執着し執念を燃やすのかという本質に気が付いていないからだ。「子供欲しいよねヨチヨチ」とうわべで慰められたいわけではない。

 

女が妊娠に何故執着するのかというのは突き詰めれば「生物としての不安」が根源だと思っている。これについては書き出すと長くなるので別エントリーでいつかきちんと書きたい。

 

とにかく今期は妊娠に至らなかった私の身体。もう何をすればいいのかよくわからなくなってきた。今年いっぱい駄目だったら病院の扉をたたくことも考え始めようと思っている。

 

生理予定日が4日遅れている

シリンジを使ったセルフ人工授精をしてそろそろ19日。

計算上では生理予定日から4日遅れていることになる。妊活をしている身分で駄目なことこの上ないが、今回は基礎体温を測っていないのでそもそもセルフ人工授精をした日が排卵日だったかどうかの確定要素がない。ゆえに、これは妊娠なのか排卵が遅れているだけなのかがわからないので今月いっぱいは粘ってみようと思う。

 

私はほぼ28日周期なので日数とおりものの状態で判断している。生理が終わり、5日ほどすると水っぽいおりものが分泌されはじめ段々と粘度を増し、10日過ぎごろには風邪をひいたときのような鼻水にも負けず劣らずのドロドロになり最終的には卵の白身状態。トイレでパンツを脱いだ時にダラーンと自分の股から長い卵白が垂れ下がっている光景は滑稽だ。この時期はパンツの中が常にエロ漫画状態なのでおりものシートが手放せなくなる。個人差はあるでしょうが、女の体は本当に不便だ。月に1週間は赤い経血のためにナプキンを利用し、それに解放されたかと思ったらおりもの用シートを5日ほどは当てていなくては生活できない。

各説あるようだが、卵白状態のおりものが出ると排卵直前という事らしい。排卵後はおりものは徐々に落ち着きカルピスを飲んだ時に出る痰のような状態になっていく。そしてあとは生理を待つのみだ。いや、妊娠を希望しているのなら来られてはこまるのだけど。

 

本当は排卵予定日の前1週間に2日置き程度でチャレンジするのが効率的だときいたことがある。タイミング法の話ね。シリンジやスポイトによる人工授精も同じようなタイミングでやっていければと考えているのだが、お互いの都合とか体調とかタイミングとかもろもろがあって、今回実施できたのは計算上での排卵予定日きっかり当日の1回だけだった。これで妊娠できたら奇跡だって思うよ。

 

ああ、早く妊娠検査薬を買って試したい。しかし1本500円の検査薬を先月は3本もダメにしてしまった。もったいない。これまでも何度も無駄にした検査薬。

海外物の1本数十円のものを通販してみたいと毎回思っているが、もし今回1回で妊娠したら残りはどうするのよ?という思いもあって買えずにズルズルときている。貧乏性がゆえに結局は無駄遣いをしている状態だ。

 

今回はメンタル的にもよくない周期なのでこれで妊娠していなかったら私は暗黒に落ちてしまう気がする。誰かに救い上げて欲しいが、結局は自分で這い上がるしかない。

スポイトを使って妊娠しました

100均(たしかセ○ア)の文房具コーナーにあった6本セットのカラフルなスポイトを使って妊娠してからすでに3年経ちました。夫の精子を入れてもらったのはその日に食べたゼリーの空き容器。

この事は、家族にも2年前に無事に産まれた子供にも告げず墓場まで持っていこうと思っているんですが、世間には我が家と同じような事情で悩んでいる家庭もいるのではないかと思い文章にすることにしました。

 

夫は淡白で一人でするのが好きだと公言していますが、セックスそのものができなわけではありません。しかし、私の膣で射精することができないのです。調べてみると膣内射精障害という症状があてはまりました。 本人もこの事にはとても悩んでいたらしく、私も薄々ながら気が付いていたものの、追求できないままに日々を過ごしていました。 

私と夫はお互い奥手でモテるタイプでもなかったので処女と童貞のまま20代前半を迎えました。そして偶然の出会いをし、付き合って半年でようやく初セックスをし、以後は月1のペースでホテルに行っていました。しかし今思えばあれは「付き合っているのだから」という半分義務感でお互いこなしていた気がします。付き合って1年ほどして結婚。結婚生活も半年過ぎたころには完全なるセックスレス。スキンシップは人並み程度にはありましたし、夫婦仲は良好でしたが、セックスだけはなかったです。子供がほしかった私が排卵日あたりにお誘いをかければ応じてくれなくもない、というような状況でした。

私は最初はそれが私の魅力が足りないからだと不安に思っていましたが、原因は上記のとおり。一人でするのが楽だし、セックスでは射精に至らない。男性のプライドを考えれば当然の結果です。

 私も別にセックスが好きなわけではありませんでしたから、セックスができないことそのものに不満はありませんでした。でも子供は欲しい。夫も子供は欲しかったようです。

その頃の私たちには病院にかかるほどの根性も勇気はありませんでした。また田舎だったので通院できる病院にも限りがありましたし、そもそも射精できないのに病院でタイミング法を指導されてもどうしようもない事もわかっていました。病院へ行く=人工授精、体外受精のスタートであったのです。正直、治療のための時間と手間とお金のことを思うと「行こう」とは踏み切れずにいました。年齢的にはまだ焦るようなことはないし、誰に急かされているわけでもない。ただ、このまま時間だけが過ぎていって夫が私の膣内で射精できる日が来ると思えない。

悶々と過ごす日々の中で色々と調べてみると膣内で射精できない男性というのは案外多いらしく、夫はそのことにとても安心していました。それが原因で不妊に悩んでいる方もたくさんいるのだと。

そしてたどり着いた方法がセルフ人工授精でした。方法は至って簡単で、男性に容器内に射精してもらった精子を器具を使って膣内に注入するというものです。ある病院ではセルフ人工授精を推奨して注射器と容器を提供までしているらしいと。 さらに調べていくと、店頭で売られている針のない注射器(シリンジ)やスポイトを使ってセフルで人工授精をするという方法があることを知りました。これだ、と思いました。

 

そして冒頭の道具を揃え、実行して2度目の排卵周期に私は妊娠しました。

それから9か月後、無事に子供を出産しました。

子供はすでに2歳を過ぎ、健康にすくすくと育っています。

 

今思えば、何も文房具用のスポイトでなくてもよかったのにとか、ゼリーの容器ではなく紙コップでよかったのじゃないかとか突っ込みどころはたくさんありますが、それだけあの当時の私は必死だったのだと思います。文房具用のスポイトは小さく、一度に少ししか精子を吸い上げきれないし、挿入するのはとても痛かったし膣に精子注入するのは大変でした。よくまぁやったと自分でも思います。

 

何故、文章にするのが今なのかというと今まさに二人目のためにセルフ人工授精による妊活に挑んでいる最中だからです。今回は前回の反省を生かし、スポイトではなく化粧品用のシリンジを使っています。しかしまたもセリアで売っているものです。スポイトと違い、シリンジは非常に楽に挿入注入共に実行できました。お勧めです。

 

 

妊娠出産を経て得たものも失ったものもたくさんあります。ただ夫と二人過ごしていた日々が懐かしいと思う日がないわけではありません。でも、やって良かったと思っています。子供はかわいいです。

もし、私と同じように悩んでいるご夫婦がいればチャレンジしてみる価値はあるとおもいます。